税理士試験を終えて
合格までに8回も受験することになるとは、夢にも思いませんでした。
しかも最初の年は途中で折れて試験を受けなかった(脱落した)ので、スタートから数えると約10年。
我ながら遠回りにもほどがあります。
振り返ると、この受験記録はなかなかの凸凹ぶりです。

- そもそも「試験を受けない脱落」から始まっている
- 1科目も受かっていないのに、次の科目に手を出して迷走した
- 55点、56点、57点、58点、59点…「あと少し」を何度も経験した
- 働きながら3科目受験という無謀を、何回もやった
- 初学一発合格は一度もない
- 残り1科目(または2科目)でよかったのに、あえて2~3科目受けて“6科目合格”を狙った
- 最終的に6科目官報合格
年数だけ見れば平均的かもしれない。でも中身は、お世辞にもきれいとは言えない道のりでした。
それでも、この記録を残すことにしたのは、きれいな勝ち方をした人の話より、こういう泥のついた勝ち方の方が、誰かの役に立つはずだと思ったからです。
「こんなに遠回りして受かった人もいる」——それだけ伝われば、十分です。
すべての税理士受験生へ
税理士試験は、どうしても長丁場になりがちです。
続けていれば生活が試験中心になるし、止めれば「逃げたのかな」が頭をよぎる。
どちらに転んでも、簡単じゃない。
だから、この受験記録が、みなさんの“決断”を少しだけ後押しできたらと思っています。
税理士を目指す。税理士試験を続ける。税理士試験から撤退する。
どれが正解、という話ではありません。
大事なのは、どれを選んでも「自分の人生が前に進む」こと。それだけです。
もし今、勉強がしんどくて、手が止まりそうなら。
もし今、点数が伸びなくて、自信が削られているなら。
思い出してほしいです。
遠回りでも、失敗が続いても、
習慣を直して、反復して、本番で発揮できれば──ちゃんと景色は変わる。
私がそれを証明できたとしたら、この10年間と、この受験記録を書いた意味は、きっとそこにあります。
あなたの決断が、あなた自身を守り、そして、あなた自身を前に進めるものになることを願っています。
