はじめまして。ししまるです。
私は、8回の受験で、税理士試験6科目(簿記論、財務諸表論、所得税法、法人税法、相続税法、消費税法)に官報合格しました。
このブログでは、簿記3級すら持っていなかった私が、税理士試験に合格するまでの記録を綴っています。
最終的に6科目合格していますが、4回目の受験までは1科目も合格できませんでしたし、合格までに9年~10年かかっていますので、平均的な税理士受験生だったと思います。
逆に言えば、数年で官報合格するようなスーパーエリートではない受験生が、長い期間をかけて地道に合格をつかみ取った受験記録です。
この記録は、
- 税理士を目指すか悩んでいる方
- なかなか合格できない方
- 働きながら勉強している方
- 科目選択で悩んでいる方
に、何かしら役立つかもしれませんので、気が向いたら読んでいただければ幸いです。
特に、4回目までの記録には、反面教師になることがたくさんあると思いますので、受験生の皆さんはくれぐれも同じ道を辿らないように。
また、現役税理士として
- 税務・会計の知識
- 会計事務所(税理士法人)での仕事内容
- 転職
についても、実体験を踏まえて発信していきますので、正社員やパートとして会計事務所(税理士法人)で働きたい方もぜひ読んでみてください。
税理士を目指した理由
手に職をつけたかったからです。
大学2年生の私は、授業に出ずにバイトに明け暮れる、典型的なダメ大学生でした。
起業や独立したい気持ちは特にありませんでしたが、資格を取れば、働き方は自分で選択できる、と思い、大学の生協に行きました。
資格専門学校のパンフレットを見て色々と考えましたが、①難関資格であること、②大学生活も楽しめること、の2点は譲れなかったため、税理士を選びました。
また、3年生になれば、受験資格を満たす(※当時は簿財も受験資格が必要でした)ため、1年間の勉強時間が取れることもタイミング的に良かったです。
税理士試験がどのような試験かもろくに調べず、5科目受かればいいんでしょ!という軽い気持ちでTACの講座に申し込みをし(親から20万借りました)、2年生の夏から勉強がスタートします。
ちなみに、講座の申し込みをした時点で、簿記3級すら勉強したことがありませんでした。
大学生活・バイト・税理士試験の3つを同時にこなし、大学在学中に5科目合格できる!
という根拠のない自信がありましたが、すぐに打ち砕かれることになります。